畑や道端でよく見かけるあの草、実は食べると美味しいと聞いて採ってきました!
シロザです!

インドやバングラデシュではお店で普通に売られている立派な野菜なのに、日本では大豆栽培の「防除対象雑草」として嫌われています。なんだか不憫な植物ですね…。
インドやバングラデシュでは野菜として(ボトゥアと呼ばれているようです)お店で販売されるほど日常的に販売されています。
シロザはヒユ科の一年草で、日本全国の畑・荒地・道端などどこにでも生えています。はるか昔にユーラシア大陸から移入されたと言われています。
名前の由来は新芽の先端が白く粉を吹いたように見えること。実際は粉ではなく粒状の物質で、触るとザラザラしています。この白いキラキラが個人的にかわいいと思っています(^^)
似た植物にアカザ(※鬼○の刃の猗窩座ではないよ!)があり、新芽が赤いのが特徴。どちらも同じように食べられます!

採取の適期:5〜8月
若くて柔らかい新芽・若葉を選ぶのがポイント。成長すると茎が硬くなって食べにくくなるので、草丈が低いうちに先端部分を摘み取ります。
シロザはビタミンA・B2・Cが豊富で、実はほうれん草より栄養価が高いとされています!
スーパーフード的な野草なのに日本では完全に雑草扱いというギャップがすごいですね。
下処理 シュウ酸にご注意!
片手で持てるくらいの量のシロザを採ってきました。家に帰って確認したら75gありました。これを茹でて食べてみます!

塩をひとつまみ入れた熱湯で2〜3分茹で、冷水に10〜15分さらします。
シロザにはシュウ酸(尿路結石などの原因になる物質)が含まれているため、必ずアク抜きをして食べます。そのまま食べると体内のカルシウムと結合して結石の原因になるので、水さらしは必ず行いましょう!
ホウレンソウもそうですが、シロザにはシュウ酸が含まれていて、茹でた後、水に晒すことで水溶性であるシュウ酸(アク)が水に溶けだします。

茹でてみると、アクがなくほうれん草そっくりの滑らかな食感。葉が肉厚でしっかりしています。ただ苦味や青臭さが少なく、ほうれん草より味が薄めな印象。私はちょっと物足りないと感じました…。
ホウレンソウの代替品とするには少し物足りなかったシロザ。大消費地バングラデシュではボルタという料理にされることが多いみたいです(ボルタは野菜や肉、魚をマッシュしたもの)。シロザはおひたしのような単独利用では無く、何かと合わせて使う方が一般的なのでしょうか?
個性がないなら混ぜ込んでしまおう!
シロザの緑色を活かして作れる料理…、生地に練り込んで使ってみよう!
ということで翡翠麺に挑戦することにしました!
まず初めに、茹でて水気を切ったシロザをミキサーまたはすり鉢にかけてペースト状にし、薄力粉と混ぜて生地を作ります。


塩、ぬるま湯と一緒に捏ねていきます。

捏ねてひとまとまりになった生地です。
シロザの葉緑素がそのまま移って、鮮やかな緑色の生地になりました!

ビニール袋に入れて1時間ほど寝かせます。こうすることで生地の弾力性が増し、ふっくらします。



打ち粉をたっぷりつけて生地を伸ばし、畳んで均一な細さになるように切ります。私のは均一ではありませんが…涙。

茹でる前に切った生地をほぐし、紐状にしたら沸騰したたっぷりのお湯で茹でます。

茹で上がったうどんです。緑色がとにかくきれい!
お皿に盛り付けて早速食べてみました!
綺麗な色味で食欲アップ!いざ実食!

完成しました!シロザの翡翠麺です!
とても綺麗な色!!
モチモチとした食感で、見た目のインパクトのわりに味はシンプル。シロザ自体の風味はほとんど感じられず、ほんのり甘い麺そのものの味が前に出てくる感じです。
「シロザを食べている」というより「緑色の麺を食べている」という印象でした(^^)
シロザ単体での主張が薄いので、何かと合わせて使うのが正解な野草なのかもしれないです。バングラデシュで「ボルタ(野菜をマッシュした料理)」として使われるのも納得!
茹で時間が長かったのでシロザの栄養に関しては期待できませんが、なんといってもこの緑色!見た目は抜群にいいのではないでしょうか。夏の食卓に出てきたら涼しげでちょっと嬉しいですね。
ただ見た目の美しさは本物で、ゲストに出したら確実に驚かれると思います!
まとめ
シロザは見た目の白いキラキラと鮮やかな緑色が最大の魅力。味は主張が薄いので単独より他の食材と合わせる料理に向いています。翡翠麺は見た目のインパクトが抜群で、インスタ映えを狙うなら最高の一品になるでしょう!
シロザを食べるときのポイントまとめ
- 採取は5〜8月、先端の柔らかい若葉を選ぶ
- 熱湯で2〜3分茹で、冷水に10〜15分さらしてシュウ酸を抜く
- 味は控えめなので単独より他の食材と合わせる料理向き
- 鮮やかな緑色を活かした翡翠麺・スープ・炒め物がおすすめ
- ほうれん草より栄養価が高いのに雑草扱いされている不遇な野草
- インドやバングラデシュでは普通にお店で売られている立派な野菜
ではまた(^^)/~~~
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