夏の美味しい野草「スベリヒユ」をたくさん採って食べる

野草

毎日猛暑日が続き、身に堪える暑さにですね。我々人間がうだっている間に、雑草がグングンと伸びて農家さんやガーデナーの皆様は頭を抱えていることでしょう…。

そんな雑草たちも40℃近い気温になると心なしかぐったりとしているようにも見えます。そんな中、酷暑でもたくましくツヤツヤとした葉っぱを茂らせている植物がいます。

こちらはスベリヒユというスベリヒユ科の一年草です。畑や庭、畦や空き地など日当たりがよく、肥沃な土地に生息しています。

全草が多肉質で光沢があり、赤紫色の茎、黄色い花を咲かせ種子で繁殖するスベリヒユ。多肉質故、乾燥耐性があり、抜いても枯れにくく再活着しやすいことから畑の厄介雑草として知られています。

そんなスベリヒユですが、東北地方の山形県などではひょうと呼ばれ、店先で販売されることもあり、野菜として親しまれています。夏場に収穫し、乾燥させ保存食として利用されてきたそうです。雪が多い地域ならではの知恵ですね(^^)

畑と畦に大量発生していたものを採ってきたので早速調理していきます!

まずは茹でて下ごしらえ!

採ってきたスベリヒユを水でよく洗い、茹でて水にさらします。結石の原因となるシュウ酸が含まれているので水にさらし、シュウ酸を抜きます(シュウ酸は水溶性)。

10分くらい水にさらしたら水気を切り、食べやすい大きさに切ります。これて準備完了です!

調理と言っていいのか…?お手軽なのに美味しくて最高!

今回はこの茹でたスベリヒユで3品作っていきます。

1品目!スベリヒユのごまあえ

茹でたスベリヒユにすりごま、醤油、砂糖を和えるだけ!これで1品完成です!

2品目!スベリヒユのゆかり和え

またしても和え物です。ゆかりを和えるだけ…。調理と言っていいのだろうか…^^;あっという間に2品目完成!

3品目!ひょうそば

どこかのお蕎麦屋さんで見たことがあるひょうそば。食べたことはないけどきっと美味しいんだろうな〜。ということで作ってみます!

作ると言っても切ったスベリヒユとネギを乗せるだけ…。美味しそうです(^^)3品目完成!

利用しないのはもったいない!雑草から野菜へ昇格!

スベリヒユの蕎麦定食です!

まずはひょうそばから。

シャキッとした食感とほんのり感じる酸味がそばつゆと合っていて美味しいです!シャキシャキと噛んでいると出てくるぬめりも夏にぴったりだと感じました。切って乗せるだけで普段の蕎麦がランクアップします(^^)

続いて和え物2種。

ごま和えは安定の美味しさです。あまじょっぱいに酸味が加わりいくらでも食べられそうです!

ゆかり和えは酸味+酸味で箸休めにぴったりです!メインが揚げ物のときに小鉢で出てきたら嬉しいな〜(^^)

夏場に大量発生するスベリヒユ、1週間程草むしりをサボるといつの間にか生えてきてしまい嫌われがちですが、採集も調理も簡単でこんなに美味しいなんて!もっと早く知っていれば…!と後悔しています笑 皆さんも草むしりのついでに少し採って、食卓に並べてしまいましょう!

他の植物とも間違えにくく、味も美味しいので野草入門の方にもおすすめです!私もこれから毎年お世話になると思います。

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