海なし県でワカメをゲット!注目の野菜「オカワカメ」を採って食べる

野草

近年、健康野菜として注目されているオカワカメという野菜をご存じでしょうか?

オカワカメ別名アカザカズラ呼ばれ、熱帯アメリカや東南アジアなど温暖な地域に自生するツルムラサキ科のつる性の多年草です。中国では雲南百薬(うんなんひゃくやく)と呼ばれ、薬草として中国から日本に伝わりました。

葉酸、マグネシウム、銅や亜鉛などが含有されており、栄養価が高いことが百薬という名前の由来だそうです。

そんなオカワカメですが、なんと私の勤務する会社で野生化しているのです!排水溝の中に塊根を作り、毎年ニョキニョキと生えてくるそうです。しかも伸びたつるが資材置き場の格子に絡みつき、厄介者として扱われています…。

そうとなれば食べて除草活動しちゃいましょう!会社も私もハッピーですね(^^)

ぬるっぱもらっていきます〜。仕事終わりにささっと採集!

こちらが野生化したオカワカメです。会社の皆さんはぬるっぱと呼んでいます。赤紫の茎に濃緑の肉厚な葉っぱ、しっとりとした質感は観葉植物や造花のようですね。

塊根や秋につけるムカゴも食べられるそうですが、今回はこのハート型の葉っぱのみいただいていきます。その場で1枚食べてみましたが、噛むとシャクっとした歯触りとぬめりがどんどん出てきてこれがワカメと呼ばれる理由か〜!と納得してしまいました。しかし生だと青臭さが強く、少々苦味もあったので加熱調理が必要だと感じました。20枚くらい採り、どんな料理にして食べようかなと考えながら足早に帰宅しました!

海なし県民の足掻き…ワカメの代用品として利用したい!

除草活動(?)の結果です。今回こちらで3品作ってオカワカメ定食を食べたいと思います!

それでは1品目、オカワカメとキュウリの酢の物

まずは採ってきたものの3分の1を沸騰したお湯で20秒くらい茹でて水に晒します。

色が鮮やかになりこの時点ですでにワカメっぽい!よく見ると葉脈があるので不思議な感じがしますが…。

次にきゅうりを薄い半月切りにして塩揉みし、出てきた水分を絞ったら先ほど茹でたオカワカメを切ったものと三杯酢で和えます。

もう普通のワカメにしか見えません(^^)1品目完成〜。

続いて2品目、オカワカメと豆腐のお味噌汁

普段通りお味噌汁を作り、最後に切ったオカワカメを入れたら2品目完成です!早い!笑

3品目、オカワカメの天ぷら

洗って水気をよく拭き取ったオカワカメに衣をつけて揚げるだけです。これも早い!笑

両面衣と片面衣の両方試しましたが、片面だと衣が剥がれやすいように感じました。ツルッとした葉っぱだからでしょうか?

揚げ時間は30秒くらい揚げました。衣に火が通れば3品目完成です〜!(このあとカボチャの天ぷらも揚げちゃった^^)

オカワカメを実食!果たしてワカメの代用品にはなるのか…

完成しました、オカワカメ定食です!

まずは酢の物から。オカワカメのぬめりとさっぱりとした三杯酢が最高に合います!

ワカメと比べるとツルッとした舌触りと磯の香りが無く、シャキッとした食感とぬめりがプラスされたような感じです。このぬめり、夏にぴったり!

続いてお味噌汁。見た目は完全にワカメのお味噌汁。これは全員騙されると思う…。

こちらも酢の物と同じでオカワカメの味というものはなく、シャキシャキの食感とぬめりが良いアクセントになってくれます(^^)

最後は天ぷら!

サクッとした美味しい食感に仕上がりました!しかし、天ぷらにするとぬめりがなくなりました。高温で変質するぬめりなのでしょうか?これには少し残念です(涙) 衣も両面つけたため、少し油っぽくなってしまい、人によっては2枚で充分!!と言われてしまうかもしれませんね…。片面衣の天ぷらもっと上手く揚げられるようになりたいな〜。

今回なぜか会社で野生化していたため採らせてもらったオカワカメですが、高い栄養価やぬめりがあることなどから近年人気が出てきています。今はお店で見かける機会は少ないですが、きっと今後は身近な食材としてお目にかかる日も近いのではないでしょうか?そんな素敵な食材を採集することができてとても嬉しく思います^^

会社のオカワカメも冬が来るまではモサモサと増えていくと思いますので、定期的に採らせてもらってまた来春に芽吹いてきてくれることに期待し、感謝しながらいただいていきたいと思います。

みなさん、オカワカメを見かけたら「海なし県でもワカメがとれるんだ〜!」と生まれてからずっと海なし県民の樫薙かなが言っていたな…と思い出してもらえると嬉しいです(^^)

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