畑に行ったらツクシが生えて始めていました。アレルギーの花粉から逃れるために引きこもっていたらいつの間に…!

ツクシはシダ植物であるスギナの胞子茎です。

3月中旬頃から胞子茎であるツクシを出し、胞子を飛ばします。茶色い色から分かる通り、ツクシは葉緑体を持っていないため、胞子を飛ばし終わると枯れてしまいます。
4月頃になると徐々に栄養茎であるスギナが出てきて光合成を行います。スギナが畑に生えるとものすごく厄介ですよね…。我が家の畑にも蔓延っていて毎年悩まされております。
そんなツクシですが昔から食材として利用されて、春の短い期間だけ食べることのできる季節食材として親しまれてきました。
さっそく採って食べてみます!
胞子まみれになって楽しく採取!
ツクシを採る際のポイントは頭が閉じているもの(胞子が飛びきっていないもの)がいいです。開いているものは軸が細くなっていて処理が大変だったり食感が悪くなってしまうからと言われています。私は構わず採ってしまいますが…^^;


ポキポキと簡単に採れます!楽しい!
少し開いているツクシを採ったときに胞子がバサっと出てきました。気にせず続けます!


まだまでたくさん生えていますが、この後の処理が大変なのでこのくらいでやめました。ツクシは食べ過ぎも体に良くないみたいなのでね^^;
地味作業 袴取りを黙々と行います
ツクシを採ってきたらまず最初にすることは袴取りです。これが大変!!
袴とはツクシの軸に付いているカサカサしたギザギザです。

これをちまちまと取り除いていきます。


袴を全て取り終えて綺麗に洗いました。最初は胞子が付いているので水が緑色になってちょっと食欲がなくなりました。
袴が撮り終わったら熱湯でさっと茹でます。茹でる際には塩と酢を少し加えました。

30秒くらい茹でたらザルにあげ冷水に晒します。晒す時間によって苦味が変わります。10分だと少し苦味が残りました。30分晒せば苦味はほとんどなくなります。味を見ながらお好みで調節してください(^^) 私は10分晒しました(^^)
ここまで出来たらあとは調理するだけ!
ツクシ定番料理を2品作る
今日はツクシで2品作ってみました。
1品目、ツクシのナムル

茹でて水気を切ったツクシに鶏ガラスープの素、ニンニクパウダー、ごま油、ラー油を加えて和えるだけ!

ツクシのナムル完成です!
2品目、ツクシの卵とじ丼
ツクシと言えば卵とじのイメージがあったので卵とじを作って丼にしてみます。

沸騰する前の出汁に茹でたツクシを入れます。
沸騰したら溶き卵を加え、火を止めて蓋をして卵を固めます。

これをご飯に乗せたら完成です!
ツクシは歯応えとほろ苦さを楽しむ食材!
できました!ツクシのナムルと卵とじ丼です!


まずはナムルから。
シャキシャキ!!ツクシの苦味もほんのり残ってあとを引く美味しさです!頭の部分は少し粉っぽくモシャつくので気になる人は茹でる前に取ってしまうのもいいかもしれません。
続いて卵とじ丼。
味が染みてて美味しい〜!ほろ苦い味と出汁の甘さが最高に合いますね!
ナムルのときに感じた頭のモシャつきは軽減された気がします。しかしシャキシャキうまー!と食べているときに謎の食感が入ると不思議な感じになります。
私は頭を取ったほうが食べやすいなと思いました。次に調理するときは頭は取って調理しようかな!
この時期限定の食材であるツクシを楽しめてよかったです!ではまた(^^)/~~~
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