超生えているのに美味しすぎる!「ナズナ」で餃子とスープ作って雑草中華2種を食べた

野草

セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ…。

春の七草の2番目、ナズナを採ってきて食べてみました。

ナズナのロゼット

ナズナはアブラナ科の越年草で道端から畑など至る所に生息しています。

冬はロゼットという放射状に地面に張り付くような形で生息しています。春になると茎が伸びて花を咲かせます。

別名ペンペン草と呼ばれ、春から夏にかけて白い花を咲かせ三味線のバチに似た形の実をつけることからペンペン草と呼ばれています(諸説あり)。

三味線のバチ…?と言われれば確かにそんな気がします…。

今回はペンペン草の由来となった花ではなく、まだ花が咲く前の柔らかい葉っぱを採っていきます!

這いつくばるロゼットを探せ!空に向かって伸びる白い花が目印

今の時期はロゼット状になっているため葉っぱを探そうと思っても少し難しいです。しかし植物の中には間違えて少し早く咲いてしまうおマヌケな子もいますので、そういう子の近くを探してみると案外すんなりとロゼットを見つけられるかもしれません。

花を1つ探してその周りを探してみると…ボーナスチャンスが来ました!

周りにはナズナのロゼットが密集しています。

周りの草に埋もれながら生えていました。たくましいですね(^^)

根っこごと何株かもらっていきましょう!

中国ではポピュラーな野菜 ナズナで中華風料理を2品作る

こちらが採ってきたナズナです!ナズナは中国では人気の野草のひとつ。ほぼ野菜として地位を得ています。なので今回は中国を参考に中華風料理を2品作っていきたいと思います。

大きさがバラバラですが刻んで使うので問題なしです。

1品目、ナズナ餃子

まずは綺麗に洗って沸騰したお湯で茹でていきます。ナズナはアクが少ないので茹で時間はサッと30秒くらいです。

茹でたら冷水にとってから水気をよく絞り、細かく刻みます。

次に豚挽肉を用意します。

豚挽肉に塩を入れ粘りが出るまで練ったら、刻んだナズナを入れます。

醤油を少し加えたら餃子の餡の出来上がりです!今回はナズナの味を味わうために具材は豚肉と醤油のみです。

次に皮を作っていきます。材料は薄力粉と強力粉、水のみです。適当にこねて生地がまとまったらラップをかけて1時間くらい休ませました。(面倒でしたら皮は市販のものを使ってもいいと思います!私は皮を休ませている間に2品目のスープや他のおかずを作っていました。)

出来上がった皮で餡を包んでいきます!

円状に(?)広げた皮に餡を乗せていきます。

円状ではない…いびつ過ぎる…。

ヒダをつけて包んでいきます。

次は焼きの工程です。本場中国では水餃子にして食べるのが一般的なようですが、私は焼き餃子が大好物なので焼き以外の選択肢はありません!!!

あとは普通の餃子と同じ焼き方で焼いていきます。

焼く前
焼いた後

お皿に盛ったら完成です!

続いて2品目、ナズナのスープです!これはものすごく簡単!

生のまま刻んだナズナと絹豆腐を鶏ガラスープに入れて、火が入ったら水溶き片栗粉でとろみをつけます。

そこに溶き卵を加えて完成です!味は塩で整えます。

何に使っても美味しい野草!七草粥だけではもったいない!

完成しました!ナズナ料理2種、ナズナ餃子ナズナスープです!

まずは餃子から。

美味しい!!!クセが全くありません。ずっしりとした豚肉餡の中からもしっかりとナズナの旨みも感じることができます!ナズナの旨みは豚肉の旨みに負けません!

続いてスープをいただきます。

これも美味しい!下茹でをせず刻んだままスープに入れたからか、餃子にはなかったナズナの青い香りがしてきます。こっちの方がよりナズナを感じることができます。

餃子にも生のまま使った方が良かったかも?次に作るときは生のまま使ってみよう(^^)

ナズナってこんなに美味しかったんだ…。七草粥のときには何も感じなかったのに!しかも野菜に負けない栄養豊富さ。毎日食べたい野草ランキングに上位に入ってきそうです。

見ない日はないくらい身近に生えているナズナがこんなに美味しいということに気がつくことができて良かったです。七草粥にしか使わないのはもったいない!!

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