ヤマイモの「ムカゴ」採りは晩秋のアクティビティ

野草

秋の終わりが近づいてくると里山で黄色く色付くヤマイモのハート型の葉っぱ、その蔓につく茶色〜黒色の丸い塊。これが今回のターゲット、ムカゴです!

ムカゴは実でも種でもない珠芽というわき芽が丸く変化してできたものです。この珠芽がぽろっと地面に落ち、春になると芽を出します。野草のノビルやオニユリなどもムカゴをつける植物として知られています。

今回はこのヤマイモのムカゴを採って食べたいと思います!

ハート型の葉っぱに隕石みたいなものが…これがヤマイモのムカゴ!

早速発見しました!葉っぱが黄色くなっているので遠くからでも簡単に探すことができました(^^)

この隕石みたいな玉がムカゴです。こんな感じで葉っぱの付け根にできるんですね〜!

さっそくムカゴを採ろうと蔓に手をかけると振動でポロッと落下してしまいます。そんな時は傘があると便利です。傘をひっくり返して受け皿にし、蔓を揺らすとあっという間にたくさんのムカゴを取ることができます!

私はうっかり傘を忘れてしまったので、地道に手で集めていくことになります…(>_<)

大きいものから小さい物まで様々です!ムカゴ採りって楽しい(^^)

こんなに大きなムカゴも!!
ふと下を見ると地面にコロコロと落ちていました。これは落ちているものを拾った方が早いんじゃ…?

蔓から採ったものと拾った物を合わせるとあっという間に数が集まったので持ち帰って調理していきます!

ムカゴといえばムカゴご飯!素揚げも美味しいよ!

こちらは水洗いして綺麗になったムカゴです。ムカゴの皮は土っぽい野生味のある香りが強いので、ザルに擦るように洗うと香りを優しくすることができます。私はムカゴの香りが好きなので表面の汚れを落とす程度に洗いました。

今回はこのムカゴを使ってムカゴ料理の代表、ムカゴご飯ムカゴの素揚げを作っていきます!

1品目、ムカゴご飯

研いだお米に規定量の水を入れたら塩小さじ1を加えて混ぜます。上にムカゴを好きなだけ乗せたら炊飯器のスイッチON!炊き上がるのを待ちましょう!

2品目、ムカゴの素揚げ

よく水気を切ったムカゴを熱した油で揚げていきます。

油に入れてすぐはムカゴの水分が外に逃げるため気泡が多いです。

中まで火が通ると写真のように泡が少なくなります。この状態になったら油から上げ、まだ熱いうちに塩を振ったら完成です!

土の香りと素朴な甘さ。まさに山の幸!!

待ちに待った実食タイム!まずはムカゴご飯から。

口に入れた瞬間、ムカゴの野生味のある土の香りが口いっぱいに広がります!ムカゴはむっちりホクホクで最高に美味しいです。塩味のおかげでムカゴの素朴な甘さが際立ちます。お米にも香りが移って絶品です(^^)

2品目、ムカゴの素揚げ

これもホクホクで美味しい〜!!

生で食べるとヤマイモと同じぬめりを少し感じましたが、素揚げするとぬめりは無くなりました。ジャガイモの男爵を彷彿させるような粉質感です。

デンプンです!と主張してくるような粉感を見て欲しい(食べかけで失礼しました)

美味しくて食べる手が止まりません!ビールのお供にぴったりです(^^)

ヤマイモのムカゴは時期を覚えれば誰でも簡単に見つけることができます。意外と街中のフェンスや生垣に絡まっていたりするので気にかけて見てみてください〜。

そして、ムカゴを採った蔓の下には自然薯があるはず…!今度は自然薯掘りをしたいです!

初秋から晩秋にかけて採れるムカゴは季節限定の山の幸です。秋にムカゴを食べて、これから訪れる寒い冬を待ちたいと思います!

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