ネギが野に生えていたら夢みたいですよね?そんな願いを叶えてくれるのがノビルです!

ノビルはヒガンバナ科ネギ属の多年草で、土手や道端などの日当たりの良い土地に生息しています。漢字で書くと野蒜(蒜はネギ属の総称)でその名の通り「野のネギ」ということになります。
地元ではノビルのことを「ののひろ」と呼んでいます。小学生の頃はののひろを引っこ抜いて齧りながら学校から帰っていました…。ワイルド女児ですね^^;
全草が食用になり、地下部の鱗茎はタマネギを小さくしたような形をしていて、生で齧ると鮮烈な辛さと香りが特徴的です。葉はニンニクの葉をヒョロヒョロと頼りなくした感じで、ほぼ万能ネギのように利用できます。
今回は野食の定番食材であるノビルを採って、様々な調理法で食べてまとめてみることにします!
大きい個体を狙って採取!
ノビルは爪楊枝〜鉛筆くらいまで太さが様々です。太いものほど鱗茎が大きいです。
よく毒草と間違えてしまう事故もあるようですので注意していきます(^_^;)
しかしノビルにはネギやニラのような香味野菜系の香りがするので間違えにくいとは思いますが…。
そして地際の紫色の縦縞模様。これがノビルの特徴です。


スコップや山刀で土をほぐしながら引っこ抜きます。たまにとんでもなく深いところに鱗茎があるので千切らないように注意したいところです!

1カ所から根こそぎ持って帰るのは可哀想なので、できるだけ大きいものを選んで採るように心がけています。細かったり小さいノビルは元の場所に埋めてやると来年以降大きくなってまた収穫することができるのでね!立派に成長したら食べさせてもらいます(^^)
掘った土はしっかり埋め戻しておきましょう!
泥とヒゲ根を落とせば立派な野菜になります

持ち帰って綺麗に洗ったノビルです。ヒゲ根の部分はカットして使います。

ここまで綺麗になったらあとはお好きな料理を作るだけ!
我が家ではノビルが普通に食卓に並ぶのでさまざまな料理を紹介していきます!
ノビル料理一挙公開!(都度更新していきます)

まずは定番の酢味噌がけ。茹でたノビルに酢味噌をかけるだけ!ノビルの甘さと旨味をシンプルに味わうことができます。(生のままでも食べられますが辛味が強いので私は一度茹でています。)

次も定番の天ぷら。サクサクの葉っぱとねっとりとした鱗茎が最高です!

ノビルタルタルソース。香りと食感がたまりません。素揚げしたジャガイモにたっぷり乗せます。白身魚のフライなんかに乗せても最高ですね(^^)

とある日は薬味としてカップ麺に乗せたり…。鱗茎以外は万能ネギですからね〜。
このようにノビルは日々の食卓に野菜枠として利用できます。本当に便利な野草です。
そんな野草が身の回りのあらゆる場所に生えているというのだからとってもありがたいです!
これからもノビルにはたくさんお世話になります!よろしくね(^^)
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