無限に生えてくる美味しい野草「ギシギシ」を採って食べる

野草

朝晩の冷え込みが強くなり、雑草の成長も以前より緩やかになってきましたね。そんな中で刈られても無限に生えてくる植物がいます。

こちらはギシギシというタデ科の多年草です。市街地から里山まで幅広く分布し、休耕地や河原などの湿った環境を好んで生息します。

ギシギシは種子でも塊根でも繁殖し、落下した種子にはなんと数年もの発芽能力があるとか…。そのため、農業界では防除が困難な強害雑草として知られています。

今回は実家の田んぼの土手で刈られても刈られても無限に生えてくるもの(厄介者!)を採集していきます。

ヌルヌルの新芽をカットして採集

ギシギシの美味しい部分はこのような開き切っていない薄皮のついた新芽です。

手で摘もうとしてもぬめりが強く滑ってしまうため、ハサミやナイフで新芽の根元からスパっと切ります!

このぬるぬるが水草のジュンサイに似ていることからオカジュンサイと呼ばれています。

採った新芽はこんな感じ。どんどん集めていきましょう。

持ち帰って調理していきます!

シュウ酸に注意しながら下ごしらえ

採ってきてそのままだと泥や菌などが付いているので水でよく洗います。その際に薄皮も取ってしまいましょう。

こんな感じでツルッと取れるので気持ちいいですよ(^^)

薄皮を取ったギシギシです。写真でも分かるようなぬめりの多さですね…。

次は汚れと薄皮がなくなり綺麗になった新芽を沸騰したお湯で茹でます。茹ですぎるとボロボロになってしまうので、さっと火が通る程度で大丈夫です。

この時点で味見するとかなり酸っぱい!シュウ酸によるものでしょうか?思わず目を細めてしまうほどです(>_<)

火が通ったら水にさらします。ギシギシにはシュウ酸が含まれいてますが、水に晒すことでシュウ酸を抜くことができます。シュウ酸は体内のカルシウムと結合して結石の原因になるので、水さらしはしっかりと行いたいところです。

10分くらい水さらしをして水気を絞ったら下準備は完了です!酸味はだいぶ抜けていました。

簡単おかず2品を作る

今回も簡単おかずを2品作っていきます!

1品目、ギシギシのおひたし

めんつゆをかけて…完成〜!笑 なんて簡単な料理(?)でしょう!

おひたしなのに酸味があって不思議。カツオ出汁+酸味で和製ナムルといった感じです。鶏がらスープの素とゴマ油で和えた方が合いそうだな〜と思いました!次回チャレンジ!

2品目、ギシギシのゴマ和え

こちらも簡単!砂糖と醤油、ゴマを和えるだけ!

美味しい!定食の小鉢なんかに出てきそうな味です(^^)箸休めにもぴったりです!

しかしどんどん水分が出てきて、最後はお漬物みたいになってしまったので、炒りゴマではなくすりゴマたっぷりで作った方が水分を吸ってくれてさらに美味しくなるかな?と思いました。

今回ギシギシを食べてみましたが、茹でても酸味はかなり残るなと感じました。茹ですぎても食感がなくなってしまうし、長時間水にさらしても栄養価が流れてしまうし…と、簡単なようで難しい食材でした!

酸味を生かした料理には最適だと思ったので、今度はナムルを作ってみます!ビビンバに乗せたら最高かも!ではまた(^^)/~~~

コメント

タイトルとURLをコピーしました