山で採れる激あまフルーツ「アケビ」をおかずとお酒にしてみた

野草

先日山へ行った際、駐車場にアケビがたくさんなっていました。

アケビは蔓性の落葉低木で、日当たりの良い山野や半日陰の雑木林に生息しています。

他の樹木などに絡みついて成長し、秋には紫色の果実をつけます。そしてこの果肉がものすごく甘いんです!しかしほとんどが種子で可食部が少ないのがマイナスポイント(>_<)

種ばかりで食べるところがないじゃない!と落胆する方もいると思いますが、実はアケビは皮も美味しく食べることができます。山形県では郷土料理として味噌詰めや炒め物などに利用され愛される食材の1つです。

今年は採りに行くタイミングが良く、虫などに食べられていない綺麗なアケビをゲットすることが出来たので持ち帰って美味しく調理していきます!

皮で2品おかず作り

まずは皮から調理していきます。

果肉を取り出し綺麗に洗ったら、半月切りにしていきます。

切り終わったら3分くらい茹でてしばらく水に晒します。アクが強く、そのままではかなり苦いので茹でて水晒しをしなくてはなりません。

10分以上水に晒してみました。今回はこちらで味噌炒め天ぷらを作っていきたいと思います!

まず豚バラ肉を炒め火が通ったら、水気を切った茹でアケビを合わせ炒めます。

アケビに豚肉の油が馴染んできたら酒と砂糖とみりんを合わせた味噌を加え、さらに炒めていきます。

1品目、アケビの味噌炒めの完成です!

続いて天ぷらを揚げていきます。

水気をよく切ったアケビに天ぷら粉をつけて揚げていきます。

2品目、アケビの天ぷらの完成です!サクッと揚がって美味しそう(^^)

甘い果肉はお酒につけてアケビ酒に

こちらがアケビの果肉です!カブトムシの3令幼虫みたいです。こういう系が苦手な人は鳥肌ものでしょうね…。

このまま食べるとグラニュー糖のようなスッキリと爽やかな甘さがあって美味しいのですが、今回はこれをホワイトリカーにつけてアケビ酒を仕込んでいきます!

皮から取り出した果肉と1個分の皮を消毒した瓶に入れ、氷砂糖とホワイトリカーに入れてしばらく置いておきましょう!苦くなりすぎるのを防ぐために皮は3日したら取り出します。

1週間後のアケビ酒の様子です。

飴色になって何だか美味しそうな予感がします…!

クセになる美味しさ!皮も果肉も利用できる有能食材!

まずは2種のアケビのおかずからいただきます。

最初にアケビの味噌炒めから。

1口目には苦味を感じました。苦くて食べられないという感じではなく、ゴーヤのようなどんどん食べたくなるような苦味です。夏はゴーヤで秋はアケビ。季節のほろ苦食材でスタミナアップしそうです(^^)

しかし今回採れたアケビの肌にかさぶたのようなゴワゴワとしているものがついていたのですが、それが舌に触り、少し残念に思いました。異常気象などが生育に影響していたり、病気や生理障害なのでしょうか?来年はツルツル肌の綺麗なアケビをゲットしたい!!

続いてアケビの天ぷらを実食。

一切れだけ揚げたものとかき揚げのように何個かまとめて揚げたものを作りました。

こちらもほろ苦で美味しいです!甘めの天つゆと非常によく合います!

しかも味噌炒めの時に感じた皮のざらつきが天ぷらでは感じられませんでした!肌が悪いアケビは高温で揚げるというのが正解かもしれませんね(^^)

最後はアケビ酒!

炭酸水で割っていだだいてみましょう!

清涼感のある薬のような独特な香りにスッキリとした甘さを感じます。万人受けする味ではなさそうですが私は結構好きです笑 クセになりそう…。

しかもアケビ酒には利尿作用もあるみたい…。飲んでも浮腫まないってこと!?女子の味方!笑

昔はアケビは山に行かないと取れない思っていましたが、意外といろんなところに生えているんだなど最近感じるようになりました。今回採集した場所は登山口の駐車場ですが、道路脇の小さな林にも生えているのを見かけたので皆さんも機会があれば採ってみてください!

秋にはスーパーに並ぶこともありますので要チェックですね!ではまた(^^)

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