そこらへんの「ドクダミ」でお茶淹れてみる

野草

6月に入り、ドクダミの花が各地で咲き始めましたね。

この白い花と呼ばれているものは実際は「蔀」(ほう)というガクですが、この記事では花と呼ばせてもらいます。

ドクダミは日本を含む東アジアや東南アジア原産の植物で、中国では栽培されるほど食用として一般的に利用されています。我が国日本では、江戸時代にはすでにお茶として利用されてきた歴史があります。

こちらはツツジの植込みにに我が物顔で生えてきたドクダミです。可愛らしい花ですが、植込みや庭に生えてきてどんどん増えるので、厄介雑草としても名を馳せています。

写真を見ると、ツツジを突き抜けて上も下もドクダミだらけです。こうなってしまうとやはりドクダミは雑草として忌み嫌われてしまうのも納得です。

さらに、ドクダミは地下茎で増えていくため、駆除が容易ではありません。上を綺麗に取っても地面に茎が残っているのでまたすぐに生えてくるのです。そのため難防除雑草とされています。

私、ドクダミの香りがどうしても苦手で、ドクダミ茶の存在は知っていたものの敬遠していました。しかし、ドクダミ茶は美味しいよ!という声を多数聞きまして…しかもダイエット効果もあるとか…。

という訳で!ついに2024年、初ドクダミチャレンジをしてみました!

ドクダミはじめっとした場所がお好みのようです

塀や植込みの下などのじめっとした半日陰に行けばどこにでも生えています。切ろうと触っているだけで生臭いドクダミ臭が漂ってきます…つらい…涙。

下の方からハサミで切り、ゴムで束ねてそのまま洗って干せる状態にすると楽かもしれません。私はゴムを持ち合わせてなかったのでそのまま袋に入れていただいてきました。

採ってきたドクダミです。少ないですが、今回は恐る恐るのおためしなのでこの量でいきましょう…。

洗って干したドクダミです。採ってきたのが夕方だったので室内に干しましたが、日中は天日に干しましょう。

乾いたら浅く煎って茶葉に

6日間干して乾燥したドクダミです。採ってすぐの生臭みはありません!期待大!

これを細かく切って、フライパンで煎っていきます。

煎っていると生のときとは違うなんとも言えない香りがしてきました。香ばしいような、青臭いような…。なんかルピ○アで嗅いだことありそう…!?

これで茶葉の完成です!早速飲んでいきましょう!

結果、ドクダミ茶は美味しい!

飲む準備が整いました!

採集時の生臭さはとっくに消え、いつの間にか私の中にあった不安も消えていました。期待を胸にお湯を沸かし、抽出していきましょう。

お湯を注ぎ3分程蒸らしたドクダミ茶です。色がしっかりと出ています。

生臭いにおいもなく、香ばしくて滋味深い味わいでした。これは美味しい!

どことなく薬のような味とほんの少し苦味があり、「薬用の紅茶」という感じでした。飲んでいるとクセになリますね(^^)

ドクダミ茶のおかげでドクダミに対する苦手意識が少し和らいだので、今度は根っこを採って中国風の食べ方で調理してみようかな〜。

今回、身近に生えているドクダミはお茶にすると美味しいことが分かりました。健康にも良い効果があるので飲む価値アリです!お庭のドクダミでお困りの方もぜひ一度試してみて下さい。ドクダミの見方が変わるかもしれませんよ!

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