そこらへんの「セリ」で野生セリご飯作って食べた

野草

12月の河原にセリがモサモサと生えていました。

セリセリ科の多年草で、日当たりの良い畦畔や湿地などに生息しています。春の七草の1つで野菜として栽培もされています。独特の爽やかな香りと食欲増進や健胃などの薬効もあると言われています。

セリの旬は1月〜5月頃ですが、今回の河原のセリは日当たりのおかげか見事なほどに生い茂っていたので少し持って帰ることにしました!春を先取りした気分で嬉しいです(^^)

セリにそっくりな植物にドクゼリがあります。ドクゼリは日本三大毒草の1つで、ドクウツギ・トリカブトと並ぶ強い毒性を持っています。生育環境もセリと同じなので、野生のセリを採る際にはしっかりと見極めることが大切です。
厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルに詳しく書かれているので、セリを採る方は一度目を通してみてください↓↓↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082096.html

綺麗に洗って調理開始!

こちらが持ち帰って綺麗に洗ったセリです。すでに美味しそう…!

セリやクレソンなど水辺に生息する野草には肝蛭(かんてつ)という寄生虫がいる可能性があります。しっかりと水道水で洗い加熱することでリスクは無くなると考えられますのでまずはしっかりと洗いましょう。

今日はこのセリを使ってセリご飯を作っていきたいと思います!

野生のものは根元に泥が溜まっていることがあります。美味しく安全に食べるには洗うが大切!

まずは根っこを切ります。セリの天ぷらなどにする場合は根っこも美味しく食べられるのでそのままにしておきますが、今回はバッサリと切って茎と葉を使います!

根を落としたセリを茹でます。沸騰したお湯に茎から入れて10秒くらいしたら全体を入れてサッと茹でます。

茹で終わったら色止めのためにも冷水に取ります。5分くらいしたら水から上げてギューっと水気をよく絞り、細かく刻みます。

切るとものすごく良い香りが漂います。

水気を切って刻んだセリに塩を振り味をつけます。

我が家ではドイツのアルペンザルツを愛用しています!

あとは混ぜるだけ!セリ・レンジでチンしてカラカラにした鰹節を指で細かくしたもの(鰹粉でもいいね!)・いりごま・ご飯を合わせ混ぜます。

これで美味しいセリご飯の完成です!ポイントはセリに塩味を付けることです。しょっぱくなり過ぎずいい塩梅で味がまとまりますよ(^^)

お椀に盛り付けて食べましょう!

香りで食欲増進!おかわり不可避の美味しさ!

野生のセリご飯とメバルの塩焼き

完成しました!野生セリのセリご飯です

口に入れた瞬間立ち込めるセリの香り…!目の前に春の景色が浮かんできました笑

一緒に焼いたメバルも春が旬ですので、春が来たと勘違いしてしまいそうな食卓ですね(^^)

野生セリの香りの高さが粉末鰹節の旨みと相まって極上の美味しさです!!

これからはもっとセリが美味しくなる季節になります。寒さが厳しくなり外出が億劫になりがちですが、セリを採るという理由があれば散策に行く足も軽やかになるかも!?

この冬の食卓は野生セリにお世話になりそうです(^^)

ではまた(^^)/~~~

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