拾ったクルミ「オニグルミ」でパン焼いた

木の実

秋といえば実りの秋!山の果物や木の実も採りごろになってきました(^^)

先日、山に行った際にクルミが鈴なりになっていました。こちらは日本に自生しているオニグルミというクルミです。

上の写真の中央部にある房がオニグルミの実です。

オニグルミは川沿いの湿った場所や河川敷などによく生えているのを見かけます。高さは約30m、幹の太さは最大1mくらいになります。かなり大木ですね(^^)

クルミといえば硬い殻に包まれているのを想像すると思いますが、あの殻はこの緑の実の中にあります。

緑の実が10月ごろになると落下して、それが腐るとクルミの殻の部分が現れるのです。

そして、可食部であるいわゆるクルミはさらにこの硬い殻の中に入っています。クルミは核果類なので核果(殻)の中に(可食部)があります。この仁を普段私たちは口にしているんですね!

今回はこのオニグルミをたくさん拾って、仁を取り出し食べていきます!

ひたすら拾う。無心で拾う。

落ちているオニグルミを拾います。すでに実が剥がれて殻の状態になっていたり、実が黒く腐っているものは簡単に拾うことができます。青いものは靴などで果肉をこそげ落とし、中身だけもらっていきましょう!

クルミは核果の占める割合が大きいので、たくさん拾ったな〜と思っても、いざ殻を割るとこれだけ?!と悲しくなることがあります。だから気持ち多めに拾うことが大切です!

今回はこれだけ拾うことができたので持ち帰って加工していきます!

おいしい可食部に出会うまでが大変…

持ち帰ってきたクルミです。

このままでは泥や汚れがたくさんついているのでブラシで1つ1つ水で洗っていきます。クルミの色素は黒の染料としても利用されるほど真っ黒なので扱う際は、ゴム手袋などを着用することをお勧めします(私は数日間指が汚いまま生活しました…)。

こちらがキレイに洗ったクルミです。ここまでするとやっとクルミ感がでますね。

しかしこのままでは硬すぎて殻を割ることができません。オニグルミは一般的に利用されているクルミに比べて殻がめちゃめちゃ硬いのです。鬼のように硬いクルミ=オニグルミなのです…^^;

そんな鬼のような殻を剥くために…まずはここに熱湯を注ぎます。一晩水に浸けておくのでもいいそうですが、時短のためにも熱湯で2時間ほど浸けることにしました。

浸漬が済んだら今度はフライパンで炒っていきます。そうすると中の仁が膨張し、殻にパカっと隙間が開きます。

こちらが炒り始めた直後の様子です。水分が飛んで白っぽくなってきましたね。

こちらが炒り始めから10分くらい経った様子です。殻に隙間ができてきました!この状態になったらフライパンから下ろし、粗熱をとります。

手で触れるような温度になったら殻の割れ目にナイフの背やマイナスドライバーを入れて、軽く捻ると力も入れず簡単に殻を割ることができます!

中には炒っても殻が開かなかったり硬い個体もあるので、その際は少しの割れ目からナイフで真っ二つにして中身を串などでほじくり出してください。

上の写真は真っ二つに切られたクルミです。少し手間ですがほじくり出しましょう…。

オニグルミをふんだんに使った贅沢クルミパンができた

こちらが今回ゲットしたオニグルミの可食部です!

綺麗に取れたものから粉々になってしまったものまであります。

今回はこの努力の結晶たちを使ってクルミパンを作っていきます!

ホームベーカリーにパンの材料とオニグルミを入れて1次発酵まで済ませます。

そのあとは普通のパン作りと同じ!ベンチタイムや成型、2次発酵をクリアして仕上げに溶き卵塗り、180℃のオーブンで20分ほど焼いていきます!

そして…

上手に焼き上がりました〜!

部屋中にパンの甘い匂いとオニグルミの香ばしい匂いが広がっています(^^)

ナッツの甘さも感じられとても美味しいです。クルミの油分でしっとりと仕上がってこれは贅沢ですね!

美味しい可食部にたどり着くまでが大変なオニグルミですが、たくさん拾うことができて味も大変良いのでぜひ拾って食べてみてください!

私も今年のうちにもう一度拾いに行かなきゃ!ではまた〜(^^)/

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