臭いけど絶品!秋の味覚「ギンナン」を拾って食べる

木の実

公園内を散策中、顔をしかめるようなにおいが漂ってきました。その強烈なにおいの原因…

下を見るとギンナンが落ちていました!

ギンナンは落葉性の高木樹であるイチョウの種子で、日本では北海道〜沖縄まで広く生息しています。

イチョウは耐寒耐暑性に優れ、大気汚染や火に強いことかから街路樹や神社・寺院、学校などの植栽樹としても重用されています。そのため日本に住むほとんどの人はイチョウの木を見た事があるのではないでしょうか?

これはイチョウの葉っぱです。東京都のシンボルマークや神奈川県の木に制定されていますよね(^^)

余談ですが…私の地元である宇都宮市の市の木もイチョウです。宇都宮市には宇都宮空襲で被災し、丸焦げになっても翌春芽吹いた大イチョウがあり、樹齢はなんと約400年以上!とても大きく、生命力の強さを感じます。宇都宮に行く際にはぜひ見てみてください!

葉っぱも綺麗で可愛いのですが、今日はイチョウではなくギンナンの方を拾って食べたいと思いいます。

どんどん拾っていきましょう!

涙目になりながら拾って洗って下ごしらえ

上の写真はまだ地面に落ちずにたわわになっているギンナンです。この頃はまだ臭くないのに…落ちるとどうしてあんなにおいになってしまうんだ(>_<)

これだけ拾えば今回はオッケーです!(拾いすぎてもこのあとが大変なのでね…^^;)

それではこのギンナンを洗い、中の種を取り出していきます!

種を採るために果肉を潰すと…強烈なにおいがヒットポイントを削っていきます。このにおいが本当に苦手(>_<)(人の吐瀉物や靴下のにおいLv.100というような強烈なにおいです…^^;)

なんとか種を取り出す事ができました。これを家に持ち帰り、さらに入念に水洗いしていきます。

水洗いしたものを干しネットに入れて乾燥させます。これでにおいからの解放です!段々と食材感がでできて嬉しいです(^^)

恒例の地味作業…殻を割って中を取り出し加熱する

洗ってから1日天日干ししたギンナンです。今度はこれの殻を割って可食部を取り出します!

ペンチで1つ1つ殻を割り(強く握ると潰れてしまうので殻だけを割るような力加減で!)割れ目から殻を剥いていきます。長い道のりになりそうです^^;

約30分後、ようやく殻から可食部を取り出すことができました〜!

次は取り出した可食部を油で熱していきます。

油に入れるとき、温度が低い段階で入れてしまって大丈夫です。温度が上がり、ギンナンが綺麗な黄色や緑色になったらキッチンペーパーの上にとります。

宝石みたいでとっても綺麗ですよね(^^)

これで食べられる状態になりました!この状態で塩を振って食べてしまいたいですが、ギンナンは食べ過ぎると中毒してしまうので今回は10粒だけいただくことにします(もっと食べたい!!)

上の写真は試食分と茶色い薄皮を除いたものになります。こちらは煮沸消毒した瓶に入れて、オリーブオイルに漬けて保存しておきましょう!これでいつでも綺麗な色のギンナンが食べられます(^^)

モチモチでほんのり苦いギンナンは絶品!

完成しました!ギンナンの素揚げとオイル漬けです!

モチモチでほろ苦くて美味しい!臭くて吐きそうになりながら拾った甲斐がありました…笑

塩を振ったので、甘味が増してあっという間に10粒食べてしまいました。もっと食べたいですが、体のためにもこれで終わりにしておきます。オイル漬けも作ったので秋が過ぎても美味しいギンナンが食べられますので少しづつ食べていきましょう。(冬までに食べ終えてしまうんじゃ…?)

皆さんもギンナンを見つけたら(臭いですが)ぜひ拾って食べてみてください!食べ過ぎにはご注意を〜!

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